本日の稽古日記 5月22日

大東流合気柔術の稽古、第一日目である。
稽古にあたり、昔着用していた道着(空手着であるが)と白帯を着用する。
当然のことながら、袴は着用しない。
大東流はまったくの初心者であるし、たとえ同じ合気道であっても他道場へお邪魔するなら、
真っ白な気持ちで入るのが礼儀であり、自分のためだと思うからだ。



道場へ入り、2名の先生にご挨拶を申し上げ、自己紹介をする。
2名の先生は琢磨会に所属されており、指導者として関西でいくつか道場をもっておられる。
詳細は述べなかったが、合気道の経験者であることだけは告げる。

稽古開始の19時まで時間があるので、座位での合気上げの稽古をする。
まずは先生の手首を上からがっちりと押さえ込む。
とたんに下方から突き上げられ、腰が浮き、膝が浮いた瞬間に左へ投げられる。
2メートルくらい吹っ飛び、かろうじて前受身を取る。
なるほど、これが大東流の合気上げかと、感動する。

何度か先生に投げられ、受けと取りを交代する。
今度は、先生が僕の手首を上からがっちりと押さえ込む。
今までやってきた方法、それに筋力を加え、なんとか手首を上げることはできる。
しかし、先生の腰は浮かないし、手首が切れてしまうことがある。
10回ほど挑戦して、うまくいかなかったので、先生の指導を受ける。

まず、相手の力とのぶつかりを避けるために、手首を掌を合わせるような形に回転させる。
次に、その場で手首を立てて、指が上方へ向くようにする。
そして、指が天から吊られるような気持ちで、指先から上方へ上げて行く。
この方法でやった結果、先生の腰を浮かすことができた。
ただ、下手に急いだり、前方へ押したりすると、そこで止まってしまう。
力のぶつかりが生じると、そこで止まる。
これは、合気道の先生から常々指導を受けていることと、まったく同じだ。

ぼちぼちと他のメンバーが集まりだす。
大東流の黒帯の方が数名、僕と同様に他武道の経験者が数名、あとはまったくの初心者が数名、
合計20名弱の方が稽古に参加されている。
19時に稽古開始。
礼にはじまり、先生が挨拶をされ、準備体操をする。

あとは、立位からの合気上げや合気投げの稽古が中心であった。
僕は、どちらかというと今回は受けに回ることが多かった。
先生の技も、いくつか受けさせていただいた。
今回は、初顔合わせのメンバーが多いようで、みなさん遠慮がちに稽古されていたようだ。
次回からは、より積極的に稽古に参加し、先生の相手もどんどんさせていただき、
より多くのことを吸収したいと考えている。

とにかく、来て本当によかった。
次回が楽しみだ。
by hotshark | 2006-05-24 06:07 | 合気道稽古日記
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