キャンプ場の朝は、本当に気持ちがいい。
僕は、5時頃に目が覚め、テントの外へ出て椅子に腰掛け、空気や時の移ろいを楽しむ。
コーヒーを飲みたい衝動に駆られたが、早朝から物音をたてるのは近隣に迷惑なので、やめておく。
8時前に次男を起こす。
朝飯は、残りものやカップラーメンで簡単に済ます。
9時前から、ぼちぼちと撤収作業に取り掛かる。
10時が本来のチェックアウト時間なのであるが、次のお客さんの予約がないため、昼頃までゆっくりしてくださいと、キャンプ場の方が言ってくださった。
たいへんありがたい心遣いである。
今回は軽装備なので、撤収作業が本当にラク。
しかし、帰宅後のメンテナンスが不要になるよう、のんびり、念入りに、楽しみながら作業を進める。
今日は天気が良いので、幸運である。
基本的には僕一人でやるが、ときどき次男にも手伝ってもらう。
彼は誰に似たのか非常に几帳面な性格であり、手を抜かず、完璧に仕事をやり遂げてくれる。
初めて次男と二人だけで来たキャンプ。
彼に「どうだった?」と聞くと、「来てよかった、また来たい」という嬉しい返事。
11時にはキャンプ場に別れを告げ、帰路につく。
まったく渋滞はせず、1時間半ほどで自宅に帰着する。
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