今年は、昨日、12月30日が仕事納めであった。
夕方から店の大掃除をし、夜の9時頃に一段落した。
つまみを買ってきて、師匠とともに飲んだ。
師匠は、今年の1月に急逝した。
だからいまは、この世にはいない。
しかし、生前によく言っていた。
俺は死なない、だって肉体は本当の俺じゃないから・・・と。
そして、それを証明してみせた。
そう、師匠は死んでないのである。
生きているのである。
私には、わかる。
常に対話できる、そう感じる。
亡くなった直後は、谷底へ突き落とされた感じがした。
悲しかったし、さみしかったし、これからどうしていいのか、とても不安だった。
しかし、師匠の霊前で誓いを立てたのちに、何かが変わった。
いいようのない自信と、覚悟が生じたのである。
それ以来、施術の腕も、経営も、急激に伸びた。
決して慢心しているわけではないが、どのような症状にも対応できるようになった。
自分の仕事に、絶対の自信をもてるようになった。
しかし私は、師匠の名を冠した塾を離れた。
私は、自分に嘘をつくことができなかった、自分をごまかすことができなかった。
そして、自分が正しいと思う道を歩むため、独自に整体を教え始めた。
そのことについて、師匠に問うてみた。
「うん、いいよ、それで。しっかりやりなよ」
穏やかに微笑みながら、師匠は答えてくれた。
泣きそうになったが、昨日は泣かなかった。
先生、ありがとうございました。
これからも私は、先生から学んだ生き方を貫きます。
お天道様に恥ずかしくない生き方をします。
そして必ずや、先生のご遺志を引き継ぎ、夢を実現します。
多くの仲間たちとともに。
これからも、どうか仲間たちを見守ってください。
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