しせい【至誠】
この上なく誠実なこと。また,その心。まごころ。「愛国は人性の━なり/基督信徒の慰鑑三」 大辞林 第三版
私が会社を辞め、自営の道を歩むようになったのは、至誠を貫きたいがためであった。
私が勤務していた会社は、とてもよい会社であった。
名実ともに「一流企業」であったし、処遇にも不満はなかった。
上司や同僚、そして得意先や取引先の人間関係にも恵まれていた。
仕事もやりがいがあったし、楽しかった。
しかし、「この仕事、会社員人生の先に何があるか」・・・この問いに対する答えが出せなかった。
夢をもって入社し、この会社を通して実現したいこと、世に問いたいことがあった。
それにおいて至誠を貫きたかったが、一社員がそれをおこなうことは、至難であるというのが私の実感である。
どこかで妥協し、自分の信念や想いはそこそこに収めて、折り合いをつけなければならなかった。
ここで時間を過ごすには、人生は短すぎる・・・私はそう判断した。
私の師匠である村松幸彦先生も、この至誠を生き方の基本にされていた。
自分を誤魔化すな、自分をだますな、偽った生き方をするな・・・それが師匠の口癖であった。
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