言うに言われぬ不安と焦燥。

僕は、本来、農耕民族だろうと思う。
最近のように、あちこち出張して仕事する、という狩猟型の活動はどうも性に合わない気がする。
ひとところに定着し、のんびり、じっくり、穏やかに、太陽とともに目覚め、昼間は季節を感じながら、汗水たらして働き、自然の恵みに感謝し、家族を愛し、友人とともに笑い、語らい、太陽が沈むとともに休む・・・
そんな生活を、送りたい。
見知らぬ場所へ出かけるのも、各地のおいしいものを食べるのも、その土地の人情に触れるのも、僕は大好きだが、それでも僕は農耕型だと思う。

最近、移動が多いせいか、よく眠れない日々が続く。
たいがい、3~4時間で目が覚める。
疲労しているのに、それ以上は眠れない。
昨夜は1時に寝て、今朝は5時に目が覚めた。

気持ちが前向きなときは、短眠でもまったく平気だ。
でも、どこかで「いま、僕は、自分らしくないことをしている」という気持ちがあるのか、完全に前向きになれない。
一緒に仕事を進めている仲間の顔を思い出し、自分を鼓舞するのだが、元気が出ない。
なんなのだろう、この不安感、焦燥感は?

いろんな不安材料を抱えているのに、それにまったく対処できていない、そんな感じだ。
それは仕事に限らず、家族のことや、家庭のことを含めて、だ。

おそらく、拡大・発展を前提とした経済活動に加担していること、これが根本原因だと思う。
世間で言われている環境破壊や資源の枯渇がどれだけ深刻なことなのか、僕にはリアルにはわからない。
でも、地球や自然や宇宙の一部である僕の中の何かが、現代社会のあり方に拒否反応を起こしている、そんな感じがするのだ。
by hotshark | 2004-08-27 07:04 | いわゆる日記
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