肩凝りは遺伝しますか?

a0002763_15382997.jpgときどき、来院された方が次のようにおっしゃいます。

「うちの母もひどい肩凝りでした。肩凝りって、遺伝するんですね」

いえいえ、肩凝りは遺伝などしません。
さらにいえば「うちは癌家系で・・・」などとおっしゃる方もいますが、癌も遺伝しません。

それらに、遺伝子の影響がまったくゼロとは申しませんが、それよりも大きな要因があります。
まるで遺伝するかのように思えるのは、親子は生活習慣やものの考え方が似るからです。

子供は、親の真似をします。
まだ言葉もしゃべれない0歳児の頃から、親を観察し、親を感じ、それを真似ようとします。
人間とはそうやって成長し、生きる術を学んでいくものだからです。

それを実感したのが、私の長男が0歳の時の、ある不可解な行動です。



彼がつかまり立ちができるようになった頃、鍵に非常に興味を持ちました。
家具や家電製品などに穴をみつけると、おもちゃの鍵を差し込もうとするのです。
ここまでなら、子供がよくやる遊びのひとつなのですが、彼の場合は少し変わっていました。

鍵を差し込む際に、必ず鍵先を口の中にぱくっと入れるのです。
まるで唾液で鍵を湿らせているかのようで、家族でそれを見て大笑いしました。
しかし、彼は真剣そのものの顔で、鍵を口の中に入れては、穴に差し込み続けます。

なぜこのような不可解な行動をするのだろう?
しばらく考えて、ある日、その原因がわかりました。

私が原因だったのです。

当時、長男と車で出かける際には、彼を左腕に抱き、右手でズボンのポケットから車の鍵を出します。
その鍵をドアの鍵穴に差し込み、解錠します。
そのあと、私は鍵を口にくわえ、空いた右手でドアハンドルに手をかけ、ドアを開け、車のエンジンをかけていました。
(当時乗っていたのはミニクーパーという旧式の英車で、オートロックではありませんでした)

長男はずっとそれを観察し、鍵を差し込む行為と、鍵を口にくわえる行為を真似ていたのです。

そういう何気ない親のクセや仕草も、子供は恐ろしいほどに真似をするのです。
立つ時の姿勢、歩き方、座り方、話し方まで、徹底的に真似をします。
そして、三つ子の魂百までといいますが、0~3歳児の頃に真似たことは、その後の人生に引き継がれることが多いのだと思います。

そうやって、子供は親そっくりの生活習慣やものの考え方をするようになっていくのです。

肩凝りが起こる原因は、日常生活の中にあります。
普段の姿勢、身体の使い方、ものの考え方等が複合して、筋肉の過緊張や骨格の歪みを生じ、肩凝りにつながります。
だから、肩凝りである親の生活習慣が身につけば、肩凝りしやすくなるのは当然であり、それがまるで遺伝しているように思えるのです。

繰り返しますが、肩凝りは遺伝しません。
どんなひどい肩凝りも、決してあきらめることはありません。
正しい施術や指導を受ければ、必ず解消できます。


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by hotshark | 2009-08-22 15:31 | 整体師日記
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