耕すこと・・・心躰法 実践技術コース

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7月2日(木)~5日(日)、私の師匠である村松幸彦先生が主宰する「村松整体塾 心躰法講座 実践技術コース」が開講されました。
村松先生が独立して以来、初めての公式講座です。

「この講座は、技術だけでなく、生き方を学ぶ場ですね」

今回の講座を受講されたある先生が、講座最終日におっしゃった言葉です。
このひとことに、村松先生が受講生たちに何を伝えようとしているのかが、よくあらわれていると思います。
また、この4日間がいかに充実していたかが、お察しいただけるのではないでしょうか。



今回は、愛知、滋賀、大阪、兵庫の各県から、村松先生に学びたい受講生たちが集いました。
それぞれの思いを胸に、真剣に、かつ楽しく、のびのびと、4日間を過ごしました。

実践技術コースでは、文字通り、施術の現場で即実践活用できる技術を学びます。
一つの月に一つの部位について、4日間かけて、系統的に、そして徹底的に学びます。
今月の部位は「腰部」でした。

個々の技法の正確な習得はもちろんですが、当講座では「診断力」をつけることに重点がおかれています

診断とは、文字通り“診て断ずること”。
つまり、痛みや不調を訴えて来られる方の話をおうかがいし、症状や身体の状態を確認したり様子を見たりして、痛みや不調の原因を推定し、それを絶つのに最適の施術や指導を行うことです。
その方をどれだけ早く痛みや不調から解放してさし上げられるかは、診断力の有無に大きく左右されます。

この講座では、症状に応じた診断方法と技法が同時に学べるように、カリキュラムが組み立てられています。
診断の精度は現場で高めていくしかないのですが、そのために何をすればよいのかが、とてもわかりやすく学べるのです。
この4日間学んだ受講生は、腰部のあらゆる症状に対して、的確な診断を下し、施術ができるようになったと思います。

私は、日本回復整体総合学院の長期コース(達人コース)にて、あらゆる症状に対応する多数の技法を学びました。
診断の重要性を認識はしていましたが、実際の施術現場で経験をこなすことに頼り過ぎていたと思います。
それゆえ自己流になっていたところや、詰めの甘い部分が多かったと反省しています。

なので、自分の診断方法を見直す、たいへん良い機会となりました。
自分の詰めの甘さ、弱点、そして今後の課題がよく見えました。
また、村松先生に自分の技を受けていただき、触れ方、牽引の強さ、揺らし方、速度等を細かくチェックいただき、修正を加えることができました。

講座は、実技の講義や練習ばかりではありません。

療術家(施術家、治療家)としていかに考えるべきか、いかに生きるべきか、何が大切か。
それを村松先生が存分に語ってくださいました。

また、村松先生が実際に施術を行い、それを通してさまざまなことを身をもって教えてくださいました。

今回、村松先生を支援してくださる高名な弁護士の先生と、そのご友人である音楽プロデューサーの方が講座会場に来てくださいました。
研修の様子を見学なさるおつもりだったようですが、お二方とも身体の不調をお持ちだったので、村松先生が施術をさせていただくことになりました。

お二人とも、半ば治らないとあきらめていた症状でしたが、約15分程度の短い施術時間で劇的に変化をしました。
これには、ご本人たちも、見学していた我々も非常に驚嘆すると同時に、たいへん感動をしました。
中には、その様子を見て、涙ぐむスタッフや受講生もいました。
実は私もあふれる涙を抑えることができなかったのですが(笑)、施術で感動を与えるということを、先生は身をもって我々に教えてくださいました。
これは、本当に貴重な体験でした(この時の様子は、村松先生のブログに詳しく書かれていますので、よろしければお読みください)。

この療術を学ぶ先生お一人お一人と真摯に向き合い、精一杯応援したい。最後まで面倒をみたい。

村松先生の強い想いがそのままカタチになった、本当に素晴らしい講座でした。

村松先生は、その想いを貫徹すべく、この3月に旧職(日本回復整体総合学院 副学院長)を辞任されました。
以来、我々には想像もできないくらい苦悩の日々を過ごされたことと思います。
しかし、我々にはそんなそぶりは一切見せず、誰かを非難することもせず、ひらすら自分の想いを真摯に貫かれてきました。
その想いと姿に心を打たれたスタッフの方々が、我が身を投じて村松先生を守り、支え続けて来てくださいました。
そして、そんな村松先生やスタッフの方々の強い想いに、真剣で誠実な受講生の方々が集まってくださいました。

穏やかで、和やかで、かつ明るく、楽しく、居心地のよい講座の雰囲気・・・それは、村松先生のお人柄そのものです。
なおなつ、技に関しては一切妥協することなく、各人の腑に落とすまで追究する。
村松先生にしかできない、そして先生が引き寄せた人々だからこそ実現できた、特別で素晴らしい講座であると私は思います。
誰一人として欠けていては、実現できなかったに違いありません。

それが冒頭で紹介した、ある先生のひとことに象徴されていると思います。

この講座のテーマは「耕す(たがやす)」ということです。

自分自身を耕す、自分と他者の関係を耕す、自分が身をおく環境を耕す。
何かを新たに求めるのではなく、見えない地点を目指すのでもなく、今あるもの、もっているものを深く、丁寧に耕してみる。
すると、そこにいろんなものが集まってきて、新しい命が根付き、新しい芽吹きがある・・・
この講座の広がりや発展や収穫は、そんなイメージだと私は考えています。

一年後には、村松先生の血を引き継ぐ素晴らしい療術家の先生たちが誕生することでしょう。
私自身、より自由に、自分らしく、人間として、療術家として、大きな成長を遂げていける予感がいたします。
いろんな意味で、本当に楽しみです。

素晴らしい師や仲間とともに、自分が信じる道を歩めることに大きな幸せを感じます。
みなさまに、そして私を導いてくださる大いなる力に、心より感謝をいたします。
ありがとうございます。


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by hotshark | 2009-07-06 19:12 | 整体師日記
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