呼吸について(1)

a0002763_20522099.jpg我々が生命維持をする上で、絶対に欠かせない重要な営みが三つあります。

ひとつは、呼吸。
ひとつは、睡眠。
ひとつは、食事。


いずれもごく当たり前にしていることばかりなので、普段あまり気にも留めてない方が多いのではないでしょうか?

この中でも、呼吸は最も重要です。

数日間眠らなくても、あるいは数日間食事をとらなくても、人間は死にません。
ところが、呼吸が5分間止まれば、人間は死にます。

健康のために、睡眠や食事を工夫したり、改善したりする方々は多いと思います。
しかし、呼吸はこのように生死を左右する重要な営みにであるにも関わらず、意識的に改善しようとされている方は、ほとんどおられないのではないでしょうか?
事実、私は必要に応じて来院者の方に呼吸法を指導することもありますが、みなさんほとんど呼吸に関しては無頓着です。

そこで、その重要性をご理解いただくために、何回かに分けて、呼吸について述べてみたいと思います。
まず今日は、なぜ私が呼吸に注目し、呼吸を重要視するようになったのかを述べます。



私は武道稽古の中で、呼吸法を学び、呼吸の重要性を認識するようになりました。

武道の根幹を成すのは武術であり、そのルーツは日本古来の戦闘技術にあります。
古の日本では、常在戦場といって、生死を決する場面が日常的にありました。
突然の攻撃や、一対多の闘いなど、どのような状況であっても生き延びるために編み出された戦闘技術。
それが、後に武術として錬成されていったと私は理解しています。

武術の中には、体術、剣術、槍術等さまざまありますが、そのいずれにとっても、たいへん重要な要素となるのが呼吸です。

武術を究めるためには、常識を超えた動きや力の発動ができるようにならねばなりません。
そのためには、身体を鍛え、感覚を研ぎ澄ますことはもちろんですが、心の練磨が必要不可欠です。
心が身体を動かすわけですから、心が乱れていたり、揺れていては、身体もそれと同調してしまい、十分な動きができなくなるからです。

呼吸は、心と身体をつなぐ道であると私は考えています。
呼吸を整えることにより、心と身体の両方を整えることができるからです。
そして武道における呼吸の稽古、すなわち呼吸法は、心と身体が協調し、最高のパフォーマンスを発揮できるようにするための有効なメソッドであるのです。

とはいうものの、私も含めてほとんどの方は、武術を極限まで究める道を選択はしません。
なので実際は、武道稽古における呼吸法といえども、目指すのは、あくまでも積極的に健康であるためのレベルになると思います。
事実、私は以前に鬱状態に陥ったことがありますが、それを脱するたいへん有効な手助けになったのが、武道稽古で習った呼吸法です。

以下に、私が呼吸法を実践したり、指導する際のポイントをいくつかご紹介いたしましょう。

● 息は、鼻から吸い、鼻から吐く
 (鼻から吐くのが難しい場合は、口から糸を吐くかのごとく、細く吐く)
● まずは、息をすべて吐き切ることから始め、自然に吸うに任せる
● 長い時間をかけて、吐く練習をする


また機会を改めて、ひとつひとつを解説していきたいと思います。

<続く>


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by hotshark | 2009-06-30 20:20 | 整体師日記
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