施術家として、もっとも大切なこと

a0002763_10283681.jpg技術と知識・・・確かに大切であるが、それはプロとしてあって当たり前である。

それよりも、もっと大切なものがある。
それは、「思いやりの心」である。
もっといえば、「普遍的な愛」とでもいおうか。

相手が誰であっても、思いやりの心や、愛をもって接する。
これがなければ、どんな技術があっても、人を癒したり、健康に導くことはできない。
思いやりと愛、これがもっとも施術家として大切な資質である。

私は、師の言動からこれを学んだ。

私の師は、絶対に思いやりの心を忘れない。
たとえ自分が誰かにひどく貶められようと、傷つけられようと、その相手を批判したり、仕返しをしたりは絶対にしない。
それどころか、逆にその相手のことを心配してしまう。
我々教え子は、どこまで人がいいのかと心配になってしまうほどである。

この春に、師の人生を左右する大きなできごとがあった。
師は我々教え子に、このできごとを通じて、身をもって思いやりと愛が何よりも大切であることを示した。

「包み込むこと」

師がよく口にする言葉だ。
どんな相手であろうと、やさしく包み込むことが必要だと師は言う。

思いやり、愛、そして包み込むこと・・・実は、これは非常に武道的な精神である。
生死を賭した戦いの場にあっても、この気持ちを忘れない。
私が一生武道稽古を続けようとしているのは、この精神性を会得するためといっても過言ではない。

私が尊敬する武術家の一人である、養神館合気道宗家である故塩田剛三師は、生前に次ような言葉を弟子に伝えられた。

「最高の合気道技とは、自分を殺しに来た相手と、仲良く肩を並べて話をすることだ」

この言葉は、私が合気道に取り組もうと思ったきっかけのひとつである。
そして、私が今の師についていこうと決めたのは、この武道的精神性と相通じるものを強く感じたからである。

正直言って、私はまだまだ未熟である。
すぐに腹を立てるし、攻撃的な言動をしてしまうこともある。

毎日が修行の連続である。
[PR]
by hotshark | 2009-05-27 08:34 | 整体師日記
<< 堂々、富士の如く 守り神 >>