本日の稽古日記 7月4日

今日は、先週からお見えになっている初心者の方と一緒に稽古させていただくことが多かった。
まったくの初心者の方を相手にどのような稽古をすればよいのか?それを考えることが良い勉強になる、そう思った。

教えられてもよくわからない、身体が思うように動かない。
何かそれなりの武道の経験があれば話は別だが、初心者ってそんなものだと思う。
何を隠そう、僕がそうであった。
まあ、今も初心者に毛の生えたようなものであるが、何度教えられてもわからないものはわからいし、できないものはできない。
繰り返し稽古して、自分自身が何かをつかみとっていくしかない。

僕は、基本中の基本である体の転換が長い間うまくできなかったし、前受身ができずに身体を痛め、稽古がイヤだと思ったことが何度もある。
自分の鈍さ、センスのなさに、本当に嫌気がさして、「もう続けられない」と何度も思った。
それでも続けて来られたのは、自分の中に合気道に対する憧れや執着が強くあったのと、何より今の先生の存在、そして一緒に稽古している先輩や仲間の存在がとても大きい。

我々の道場に来られた方(子供は別にして)は、程度の強弱はあるにせよ、合気道に何らかの関心や興味があって来られている。
その関心や興味をいかに持続していただくか、それが我々に課された大きな課題であると思う。
先生や仲間が僕に何をしてくださったか、なぜ僕は稽古を途中でやめずに続けられていられるか、それをよく考えて稽古にのぞもうと思う。
by hotshark | 2004-07-04 14:46 | 合気道稽古日記
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