仙骨姿勢講座―仙骨のコツは全てに通ず

a0002763_15372541.jpg『仙骨姿勢講座―仙骨のコツは全てに通ず』
・著者:吉田始史/監修:高松和夫(高松内科クリニック院長)
・2006年12月30日 初版第1刷発行
・発行所:BABジャパン出版局

今までほとんど意識したことのない、“仙骨”という骨組織。
仙骨とは骨盤の中央部に位置し、脊柱を支える骨組織である。
背骨の湾曲と、骨盤の開閉を司る、非常に重要な骨組織とのことである。

この著書は、この仙骨の重要性を説いている。
仙骨を意識し、動きを調整することにより、あらゆる運動や日常動作を合理的に、楽に、効率的に行えるとのことである。



まずは「仙骨の締め」を行うことを奨励している。
仙骨を締めろと言われても、普通はなかなか意識して行うことはできない。
そこでこの著者は「うんこ我慢の姿勢」をするよう、説明している。

うんこを我慢するとは、肛門を強く閉める動きである。
電車の中で急に便意をもよおしたときのことを想像しながら、やってみるとよいと思う。
犬が恐怖を感じたときに尻尾を股の間に挟むような挙動をするが、あの動きをイメージしてもよい。
仙骨は通常お尻の割れ目の上部あたりに位置するが、そこを軽く手で触れていると、仙骨が前方へ閉じるような動きをするのがわかる。

最初は、その姿勢のままでいると全身に力が入ってしまうが、慣れてくると仙骨は締めつつ力を抜くことができてくる。
さらに背中の胸椎のあたりをくぼませ、首の後ろ固定を意識する。
その状態で武術の構えをすると、以前よりも格段に安定感が得られることが実感できる。

また仙骨を締める動作をすると、殿筋と呼ばれる尻の筋肉が盛り上がるのがわかると思う。
この殿筋は人間の筋肉の中でもっとも巨大な筋肉であり、直立二足歩行をするためにたいへん重要な筋肉だそうである。
なので、仙骨の締めにより殿筋の鍛錬が可能となり、立った姿勢や歩行が改善され、さらにはスタイルがよくなることにつながるという。

学生の頃、ある友人が「パチンコ玉を尻の割れ目に挟んどくとええんや」と言っていたのを思い出したが、彼は仙骨の締めのことを知っていたのであろうか。
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by hotshark | 2007-03-03 15:39 | 本について
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