日常生活の中でできる稽古をもうひとつ。
それは「胸を開くこと」。
胸を張るのでも反らすのでもなく、開くのである。
とてもわかりやすい表現として、沖縄古伝空手師範である宇城憲治先生が著書に書かれている「胸のライトを照らせ」という教えがある。
具体的にいうと、胸に大きな水晶玉のようなライトがあり、それが光を放ち、360度明るく照らしている感じだ。
宇城先生は、イメージを持つのではなく、実際に照らせ、とおっしゃる。
道を歩いているとき、電車に乗っているとき、人と話すとき、仕事に向かっているとき。
どんな時でも、常に胸のライトを照らし続ける。
何ごともそうであるが、頭で考えず、実際にやってみて身体で感じることが大切だ。
先にご紹介した
“前を向いて歩こう”とともに、今すぐに実践してみよう。
*参考著書:
「武道の心で日常を生きる」(宇城憲治 著)