キャンプレポート「無印良品南乗鞍キャンプ場」(番外編)事故

8/16の13時前に到着した無印良品南乗鞍キャンプ場は、異様な雰囲気であった。
警察や消防の車、そして放送局の車が何台も来ているのである。
キャンプ場には似つかわしくない服装の人たちも、たくさんいる。
何か事件でもあったのだろうか。
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サイト設営中、上空には爆音をたてて、ヘリが何度も旋回をしている。
せっかくこのような山中までキャンプに来ているのに、静寂を楽しむどころではない。



その日の夜、stoneさんからうかがって初めて知ったのだが、昨日の夜、このキャンプ場に来ていた小学生2名が行方不明になるという事故があったのだ。
昨夜はいったん捜索を打ち切ったらしいが、幸いにも今朝になって無事保護された。
捜索や報道で、今朝からキャンプ場内は非常に騒々しかったとのことである。

ニュース記事1
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良品計画のニュースリリース

自然と親しむことが、キャンプの大きな楽しみである。
特に、この無印良品南乗鞍キャンプ場の大きな魅力は、豊かな自然環境である。
過度に人工的にせず、できるだけもとの自然を生かしたかたちで、キャンプ場が建設され、運営されている。
とはいうものの、必要最低限以上の安全策は講じてあると認識しており、注意を怠らず、通常に利用していれば、このような事故は起こらないと思う。

自然の中で遊ぶなら、決して自然をあなどらないで欲しいと思う。
自然はとても素晴らしいものであるが、その反面、非常に怖いものであると心得るべきである。
キャンプは楽しいけれど、いつ何が起こるかわからないリスクを常に抱えていることを自覚するべきである。
そして、親は無知で無防備な子供に対して、そのことを十分に言い聞かせるべきである。
それができないなら、キャンプ場には来ないで欲しい。
今回、子供たちが無事保護されて本当によかったが、尊い命を落としてもおかしくない事故だと思う。

キャンプ場は、家の庭ではないのだ。
絶対に子供から目を離してはいけない。
何が起こるかわからないキャンプ場では、ごくごく当たり前のことであろう。
夕方近くになって、子供だけで離れた場所へ遊びに行かせるなんて、問題外である。

子供の監視に限らず、自然をあなどっていると思われるキャンパーが散見される。
代表的な例は、次のふたつである。

(1)テントの張り綱を張らない
キャンプ場内を散策すると、テントの張り綱をペグダウンせず、垂らしたままにしているキャンパーをよく見かける。
山の天候は急変するものである。
晴れていると思ったら、急に風雨が強くなることなど、日常茶飯事だ。
強風下において、張り綱で固定されてないテントがどれだけ頼りないものであるか、知らないのであろうか。
テントの取り扱い説明書を読めば、張り綱は必ず張るように書かれているはずだ。
必要最低限の安全策は、自分で講じて欲しい。

(2)食料や生ゴミを、外部に放置している
食料や生ゴミを外部に放置しているキャンパーを見かける。
山の中には、まだまだ野生動物が多く生息することを理解しよう。
野犬や野良猫に荒らされるくらいならまだマシであるが、素人の手に負えない野生動物を招く可能性も十分にある。
自然においては、野生動物が先住者であり、我々は侵入者なのである。
特に夜間や外出時には、食料や生ゴミは最低限テントの中、できればクルマの中に格納するようにしよう。

いずれの場合も、事故が起こったら、自分たちが被害にあうにとどまらず、他のキャンパーやキャンプ場に多大な迷惑をかけることを忘れずにいたい。
今回の騒ぎでも、200組近いキャンパーが、せっかくのキャンプを台無しにされたのである。
捜索や救助のための人員やヘリは仕方ないと思うが、いつまでも去らないテレビ局や報道のヘリには本当に辟易する。

僕自身、自然の怖さを実感として十分に知っているわけではない。
自分を省みると、慣れからくる油断が多々あることにも気付く。
そのことを反省しつつ、今回の事故を振り返ってみた。
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by hotshark | 2006-09-10 05:20 | キャンプ・旅行日記
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