風呂からキャンプサイトへ戻り、濡れたタオル類を干す。
さーて、晩飯の準備だ。
いやその前に、どうしてもやりたいことがある。
このために、風呂上りに何も飲まずに我慢したんだ。
クーラーボックスから、ギンギンに冷えた缶ビールを取り出す。
ああ、至福のひととき・・・
一気に一本を飲み干す。しみる、しみる、しみる・・・
火を起こすのは、次男の担当。
僕は米を研ぎ、飯を炊く準備をする。
今夜のメニューは手間をかけず、焼肉とポテトサラダだけ。
のんびりポテトサラダを作りながら、立て続けに缶ビールを空ける。
3本飲んでも、まったく酔わない。
ご飯も炊けたし、ぼちぼち肉を焼き始める。
キャンプ場で食べる焼肉は、本当にうまい。
ユニフレームのライスクッカーで炊いたご飯は、いつもながら、とてもうまい。
ポテトサラダもおいしく出来上がり、珍しく次男がおいしいと言ってくれた。
缶ビールは、6本が空になる。
7時を過ぎると、あたりがだんだんと暗くなりはじめる。
ランタンに火をともし、僕は焼酎を飲み始める。
今回は、七夕の900ml瓶を持参。
これまた、いくら飲んでも、あまり酔わない。
食事を終えたら、ランタンの光をやや落とす。
次男と二人で火を囲む。
しばらく、おき火の美しさを楽しみ、サイトに落ちている杉の枯れ枝を燃やす。
炭を完全に燃焼させるためだ。
しかし、火を眺めているだけで、本当に飽きない。
酒も進み、気がついたら瓶に残った液体は、20パーセントくらいになっている・・・
消火を確認し、次男とともに10時過ぎにはテントにもぐりこむ。
狭いテントも、楽しいものだ。
久多の里オートキャンプ場レポート(5)撤収、そして帰路へへ続く