整体を生業としたい方へ(6) 整体学校の選び方

整体を生業としたい方へ(6) 整体学校の選び方_a0002763_732324.jpg整体学校へ行ってよかったと思うことも、もちろんあります。

ひとつは、心から尊敬できる師匠に出逢えたこと。
ひとつは、心を許しあえる親友に出逢えたこと。


最近はよく「人材」と書かず「人財」と書きますが、まさにその通りです。
整体学校で出逢えた師匠や親友は、なにものにも代えがたい大きな財産です。

師匠は、今年の1月に亡くなりました。
親友は遠くで暮らしており、滅多に会うこともできません。

しかし、どこかでつながっているのです。
うまく言えませんが、自分の中で彼らの存在が生きているのです。
いざという時は、力になってくれるのです。
非常に不思議な感覚です。
これは見えない力で導かれ、出逢った者どうしだから感じるのでしょうか。

整体学校では、想いのたけを語り、よく酒を飲み、よく笑い、よく泣きました。
その中で、たくさんのことを学びました。
私がいちばん学んだのは、技術やノウハウではなく、整体師としていかに生きていくか、人としてどうあるべきか・・・
それに尽きるのではないかと思っています。

人間、本気にならなければ、本当の力は出ません。
では、どうすれば本気になれるか。
それは、内発的に真に価値ありと思えることをやることだと思います。

私が本気になれたのは、整体学校創始者の本気の想いを直接聴いたからです。
そして、親友の本気の想いを直接聴いたからです。
本気の想いを聴くと、魂が震えるのです。
そしてそれは、自分の歩むべき道を見つけた時でもあります。
この経験は、お金に代えることはできない、一生消えることのない私の財産です。

だから、もし整体学校へ行くのなら、創始者や代表者に会って、その想いや理念を直接聴いてみてください。
それで自分の魂が震えるか、どうか。
魂が震えるという表現が難解なのであれば、心を打たれるかどうか。
あるいは本当に感動するかどうか。
この人のもとで学びたいと思えるかどうか。
それを、その学校へ行くかどうかの判断基準にすべきだと、私は思います。

なぜなら、整体の仕事をするには、どこまでも自分を磨き、高め続ける必要があるからです。
初期において、その範となるべき人物を見つけられるかどうかで、その後の人生が大きく変わると思うからです。

優れた技術やノウハウは、世の中にたくさんあります。
それを学びたいなら、いつでも学べるし、そのために高いお金を出す必要もありません。
それよりも、その学校に、自分が真に学びたい師がいるかどうか。
もし学校へ行くなら、その点をよくよく見ていただきたいというのが、私の意見です。

(※写真は、心身楽々堂の玄関から見た、今朝の空です。やや曇っています)


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by hotshark | 2010-07-28 08:07 | 整体を生業としたい方へ
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