技術バカになるな

a0002763_7493399.jpg技術は、とことん追求しろ。
しかし、技術バカになるな。


私は、師匠である村松先生から、そのように言われました。

療術家にとって、技術はたいへん重要です。
生命線です。

私たちは、常に技術を磨かねばなりませんし、生涯をかけて技術を究め続ける必要があります。
これでいいということは、絶対にありません。
村松先生も、「腕に自信がないなら、この仕事をするべきでない」と断言されていました。
そして、ご自身も新しい技術を常に研究し、練磨されていました。
ゆえに、我々も日々の施術現場での検証はもちろん、常に勉強し、研究し、練習する必要があります。

しかし、私たちが相手にしているのは、生きた人間です。
機械ではありません。
なので、教わった通りの診断をして技法をかけてみても、治らない場合もあります。
同じ症状であっても、一人一人、原因が異なるからです。

症状だけを見てはいけない、人を見なさい

私は、村松先生からそう教わりました。
人について一般的に言われていることが、目の前にいる人にあてはまらないことは多々あります。
いま、目の前にいる人、それをまるごと見ること。
そのまま受け止め、受け入れること。
その人の体格、性格、言葉、表情、心理状態、生活習慣、家庭事情、経歴・・・すべてが診断の材料です。

技法も診断力も、一朝一夕に身につくものではありません。
いくら偉大な先生から直伝を受けても、翌日からできるようになるものでもありません。
基本的なこと学べても、真の実力をつけるためには、自分で経験を積む以外にありません。

そして、同じ技術であっても、百人いれば百通りの方法があります。
技術を表出する人間そのものが違うのですから、考えてみれば、当たり前のことです。
各人が、自分の魂と心と身体を通して初めて、技術は生きたものになるのです。

だから、村松先生は常に「いい生き方をしなさい。自分を律し、自分を磨きなさい」と教え続けてくださったのだと思います。
村松先生が前職を辞して、もっとも門下生に伝えたかったことは、このことではないかと私はずっと思っています。

繰り返しになりますが、技術はたいへん重要です。
最高を目指し、毎日勉強を重ね、腕を磨いてゆかねばなりません。

しかし、技術さえあれば人が治せたり、癒せたりすると思うのは、大きな勘違いです。
そして、たとえ治せたとしても、、施術所が繁盛するとは限りません。
そのことを、私は嫌というほど身をもって体験して参りました。

正直申し上げて、私もまだまだ経験不足だと思っています。
本来であれば、人様の前に立ち、指導ができるような分際ではありません。
しかし師匠亡きいま、村松先生から教わってきたことは、できる限り後進のみなさんにお伝えしたい。
自分が困ったり、失敗してきたこと、また、もっと早く知りたかったと思うことをお伝えしたい。
そう思っております。

今日から、新生村松整体塾、第二回目の実践技術コースが始まります。
みなさんに喜んでいただける講座となるよう、渾身の力をこめて、講座に臨みます。
師匠、よろしくお願いいたします。


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by hotshark | 2010-05-14 07:41 | 整体師日記
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